離任式

令和8(2026)年 離任式
「一期一会」の出会いに感謝を込めて。
12名の先生方、本当にありがとうございました!

雨上がりの青空の下、涙と笑顔で包まれた心温まるお見送り

令和8年春。ここ数日続いた雨でせっかくの桜が散ってしまうのではと心配されましたが、当日は雨上がりの澄み渡る晴天に恵まれ、本校体育館にて離任式が執り行われました。この度の定期人事異動により、これまで下館二高の発展と生徒の成長のためにご尽力いただいた12名の先生方が、本校を去られることとなりました。

式のはじめに池田校長から、「雨で桜が散っていく様子を残念に思うのと同じように、先生方とのお別れを寂しく思います」と素直な思いが語られました。続けて、「今年度、下館二高は生徒と教職員という立場の違いを超え、『767人768脚』という大きな家族のような一つの輪になって突っ走ってきました。一緒に過ごした期間に関わらず、一期一会の出会いに感謝の心を持ってお送りしましょう」と温かい挨拶がありました。

「リアルな体験を」「学び続けて」――先生方から最後のエール

離任される先生方お一人おひとりから、下館二高生へ向けた熱く、愛情あふれる最後のメッセージが送られました。(以下、一部抜粋)

齋藤 裕三 先生(国語科)坂東清風高等学校へご異動

「下館二高の皆さんは、式典の際に真っすぐに並び、深いお辞儀をするという素晴らしい伝統を守り続けています。オンリーワンの言語である『国語』を、これからも大切に勉強していってください」

益子 早苗 先生(国語科)三和高等学校へご異動

「『一期一会』は私自身も大事にしている言葉です。どうやったら皆さんに理解してもらえるか、私自身も授業をしながら学び続けた5年間でした。この一瞬一瞬を大事にして、学んでいってほしいと思います」

水越 甘奈 先生(地歴公民科)茨城県教育委員会 高校教育課へご異動

「今はインターネットやスマホで調べれば、何でもすぐに答えが出て、知った気になれる時代です。効率よく情報を得ることはできますが、実際に自分で足を運び、体験してみないと分からない『本物の価値や重み』が世の中にはたくさんあります。」

「部活で泥だらけになって汗を流したこと、仲間とぶつかり合いながら一つの目標に向かったこと、そして自分の進路に必死に悩み、向き合ったこと。そうした下館二高での『リアルな体験』の一つひとつが、皆さんの血となり肉となり、これからの人生を支える確かな力になります。どうか、スマホの中にはない、手触りのある時間を大事にしてください」

荒井 麻森 先生(数学科・ラグビー部顧問)下妻第一高等学校へご異動

「廊下ですれ違う時の元気な挨拶、とても気持ちよかったです。ラグビー部、お前たちが一番心残りです。しっかり頑張ってください。試合、必ず見に行きます!」

勝田 真紀子 先生(英語科)鬼怒商業高等学校へご異動

「一生懸命英語を学ぶ皆さんの姿に励まされ、私も働きながら英検一級に再挑戦し、合格できました。『学び続けてください』。学び続けると、それまで霧がかかっていた世界がパッとクリアになる時が必ず来ます」

マックス・フィレイズ 先生(ALT)

It was my first time living in a new country and my Japanese was very bad. Every day I felt scared talking to people. But the students here helped me so much. You practiced with me, and slowly my Japanese became better.

I hope you keep trying from now on. And I hope you have fun in all of your lessons. Thank you so much for these last two years!

本校の発展を支えてくださった先生方

本日はお越しいただけませんでしたが、以下の先生方にも本校の教育活動・学校運営に多大なるご尽力をいただきました。

  • 谷島 賢一 教頭先生(校長先生にご昇任・笠間高等学校へご異動)
     ご専門の美術を生かした学校経営に励まれます。
  • 小山 太 主査兼事務長(鬼怒商業高等学校へご異動)
     物品購入や校内の施設維持・管理等、縁の下の力持ちとしてご尽力いただきました。
  • 木村 武 先生(理科・ご退職)
     6年間にわたり理科の授業に加え、校内の情報管理業務を担当していただきました。
  • 小池 祐次郎 先生(ハンドボール部顧問・つくばサイエンス高等学校へご異動)
     6年間勤務され、本校で2度の卒業生を送り出してくださいました。
  • 小田切 菜々 先生(ダンス部顧問・竹園高等学校へご異動)
     5年間勤務され、担任やダンス部を通じた地域イベントへの参加等にご尽力いただきました。
  • 吹田 かおり 先生(下館第一高等学校へご異動)
     昨年6月より1年生の授業を担当していただきました。

「先生方から学んだ思い出は忘れません」生徒代表より

式の中盤では、ゆかりのある代表生徒たちから、離任される先生方お一人おひとりへ花束と感謝の言葉が贈られました。

演劇部やラグビー部での熱心なご指導、ユーモアあふれる授業や体育祭での思い出、進路に親身に向き合ってくださった日々、そして英検合格への手厚いサポートなど、生徒たちからは尽きることのない感謝の思いが語られました。また、マックス先生へは「先生のおかげで英語の授業が大好きになりました。次の学校でも素晴らしい先生でいてください!」と、生徒から流暢な英語で熱いメッセージが届けられました。

タンドアル・マーベリック さん(生徒会長)

「不安と緊張でいっぱいだった入学当初、私たちを温かく笑顔で迎え入れてくださり本当にありがとうございました。先生方から学んだ数々の思い出を忘れず、今後もより良い下館二高を築いていきます。新天地でのますますのご活躍を、在校生一同心からお祈り申し上げます。」

「より良い下館二高を築いていきます!」 先生方の教えを胸に、新たな一歩を。

離任される12名の先生方の、新天地でのますますのご健康とご活躍を、在校生・教職員一同、心よりお祈り申し上げます。いつでも下館二高へ遊びに来てください!

【編集後記】

 体育館を後にする先生方の背中を見送りながら、ふと、自分自身がこの壇上に立つ日のことに思いを馳せました。あと1年で定年延長も終わり、再任用になります。この「767人768脚」の輪の中にいられる時間を噛み締めながら、去りゆく先生方が残してくださったバトンを大切に繋いでいこうと思います。

在校生・卒業生の皆さんへ

先生方が残してくださった伝統を受け継ぎ、さらに発展させていくことが一番の恩返しです。いつか成長した姿を先生方に見せられるよう、それぞれの目標に向かって日々「学び続け」ましょう。

保護者の皆様へ

これまで離任される先生方の教育活動に対し、多大なるご理解を賜り、誠にありがとうございました。学校を離れられる先生方も、ずっと本校の応援団です。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。