探究活動:創立から125有余年受け継がれる「礼法の心」。「美しい所作」と「思いやり」を究める茶道部
下館二高では、生徒自身が課題を見つけ、解決に向けて行動する「探究活動」に力を入れています。その一環として、私たち茶道部も自分たちの活動を客観的に見つめ直し、その魅力を発信するオリジナルポスターを制作しました。
毎週木曜日、特別棟1階の「礼法室」に集う私たちの目標は、「日本の伝統文化を深く理解し、その魅力を広くお伝えすること」です。今回のポスター制作は、目には見えない「おもてなしの心」や「静寂の中で自己と向き合う時間」の価値を、どうすれば社会に発信できるかを部員全員で考え抜く、有意義な探究の時間となりました。
125有余年の歴史。草創期から連綿と続く「礼法の心」
下館二高の歴史は明治33年(1900年)の創立に遡ります。その後、大正10年(1921年)に茨城県下館高等女学校へと発展していく歩みの中で、本校は単なる学力だけでなく、他者を敬い思いやる「礼法」を身につけることを大切にしてきました。私たちが活動する「礼法室」は、明治、大正、昭和、平成、そして令和へと、125有余年にわたって受け継がれてきた建学の精神が息づく特別な場所です。創立から紡がれるこの空間で日本の伝統文化を学ぶことは、本校の原点を知る誇り高き活動なのです。
「茶道」という実践。究極の思いやりと美しい所作を科学する
私たちは、本校のルーツである「礼法」の精神を土台とし、「茶道」という実践を通じてさらに深い探究を行っています。一見すると決められた「型」を繰り返しているように見えるお点前も、「なぜこの角度なのか」「なぜこの手順なのか」を探求していくと、そこには「最も無駄がなく美しい身体の動かし方」と「相手を絶対に不安にさせないための配慮」という、極めて論理的な理由が隠されています。装飾に頼るのではなく、自分自身の所作を極限まで磨き上げることで相手をもてなすプロセスは、まさに心と身体の探究学習そのものです。
探究の実践の場「恵幸祭」と、広がるおもてなしの輪
日々の礼法室で培ったおもてなしの心と美しい所作は、文化祭である「恵幸祭」で実践されます。浴衣を着用し、日頃の稽古の成果を披露する「浴衣茶会」では、例年多くの方々に茶道の趣と穏やかな時間を提供しています。今後はこの経験を活かし、他校との交流や地域活動への参加など、私たちが探究した日本の伝統文化の魅力をさらに広く社会へ発信できるよう精進してまいります。
中学生のみなさんへ
明治から続く伝統が息づく「礼法室」で、心落ち着く探究の時間を過ごしませんか?
茶道部では、初心者の方でも安心して取り組めるよう、穏やかな雰囲気づくりに励んでいます。基本的なお点前から丁寧に習得でき、礼儀作法や美しい所作を楽しく学ぶことができるので、経験がなくても大歓迎です!(活動日:毎週木曜日/部費:500円)。静寂の中で自分と向き合い、他者を思いやる喜びを一緒に味わいましょう。入部お待ちしています♪
保護者の皆様へ
お稽古やポスター制作といった探究活動を通じて、生徒たちは「作法の裏にある相手への思いやり(他者理解)」と「静かに自己と向き合う力」を育んでいます
華美なものに頼らず、自身の「美しい所作」と「誠実な心」でお客様をもてなす経験は、将来社会に出た際にもどんな場面でも揺るがない、一生の財産となる人間力を養います。
平成27年度
恵幸祭でのお茶会の様子
私達茶道部は、毎週水曜日に特別棟一階、礼法室にて顧問の先生,外部講師の先生のご指導のもと一生懸命活動しています。茶道を覚えたい人、日本文化を知りたい人、おいしいお菓子とお茶を飲みたい人など、興味のある方は、放課後礼法室まで来てください。